お酒に関する資格が増えている
近年いろいろとユニークな資格が増えてきていますが、アルコールに関する資格もとても多いように思います。
日本酒や焼酎、ワインなど、よりそれらの知識を深め、その習得度を確認する資格は、勉強する上でのゴールとしても活用でき、趣味の一環としても非常に充実したものです。
こうした資格の中で最近話題になっているのが「泡盛」。
以前焼酎や沖縄料理が大ブームになったころから泡盛は注目されていますが、未だに根強いファンが多く、資格試験に向けて勉強することで、より泡盛に関する多くの知識を得たいと考える人が増えています。
泡盛と焼酎は同じじゃないの?
居酒屋などではいろいろな泡盛をグラスでオーダーすることができるので、味を気に入って気軽に飲んでいる人も多いかと思いますが、泡盛は焼酎の一種、という知識くらいしかない、という人もいるようです。
お酒は醸造酒と蒸留酒に分けられ、焼酎と泡盛は蒸留酒になります。
焼酎にも麦焼酎やいも焼酎、米焼酎などいろいろありますが、泡盛の原料は米なので、米焼酎に近いとこから焼酎の一種と考える人が多く、もちろんそれは正しい認識です。
では何が違うかというと、焼酎はそこからさらに泡盛ともろみ取り、粕取りに分類されるという点で、米焼酎の多くはもろみ取りにあたります。
泡盛ともろみ取りの大きな違いは、沖縄産のものがほとんどであること、黒麹を使っていること、一次仕込みのみであることなどが挙げられます。
泡盛検定とは?
泡盛検定は、こうした仕込みや原料に関する知識や歴史、健康効果など幅広い範囲の理解度を検定すると共に、さまざまな種類の「利き泡盛」を行うなどして、泡盛への知識がどの程度であるかが試される資格です。
試験は筆記とテイスティングに加え、泡盛をサーブするにあたってのサービス作法に関する実技試験も行われます。
独学で試験勉強をするにはテキストが少ないため難しいと感じる人が多い用ですが、泡盛検定では検定前に協会が開催する講座を受講する必要がありますので、そちらでテキストなどが配布されるため勉強方法に困ることはないでしょう。
合格に向けての勉強方法
筆記試験については講座の内容をしっかり理解すればさほど難しくはないようです。
テイスティングはこの泡盛はどの種類か、ということをワインソムリエのように実際に口に含んで応える必要があるので、いろいろな泡盛を口にしながら練習する必要があります。
またそれらの泡盛の香りや味を表現する表現方法をできるだけたくさん習得するのがポイントです。
「甘い香り」といってもどのように甘いのか、花のようなのか柑橘系なのかなど、ボキャブラリーを増やしておくと、実技試験に役立つと思います。