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食空間コーディネーター

食空間コーディネーターの仕事内容

食空間コーディネーターというのは、食だけではなくて、器や花、テーブルクロスなどをトータルにコーディネートして食空間を演出する人のことです。
コンセプトやイメージを大切にするホテルやレストランでテーブルのセッティングをする他に、テレビ録画や雑誌撮影のためにテーブル周りをコーディネートすることもあります。
身につけた食に関する知識や色彩、美的感覚をフルに活かして、独自の世界を築くことができるのが食空間コーディネーターの魅力と言えるでしょう。

食空間コーディネーターとして成功するためには、あらゆる分野に対してアンテナを張り巡らせておく必要があります。
食卓に飾る花にしても、料理との組み合わせを考えて、食事を最大に引き立てるような素材を選ばなければなりません。
また、微妙な色彩の組み合わせによって季節感を演出するテクニックや、照明との兼ね合いなどにも詳しくなければなりません。

食空間コーディネーターになるために必要な資格やスキル

食空間コーディネーターになるためには、NPO法人「食空間コーディネート協会」が行なっている資格試験を受験して、合格しなければなりません。
2008年までは「テーブルコーディネーター資格」と呼ばれていたもので、3級・2級・1級があります。
3級の資格試験は、テーブルコーディネートに関してまったくの素人でも挑戦することができます。

3級資格を取得する方法は「オンライン資格取得コース」「認定講師による資格取得コース」「認定校による資格取得コース」の3種類があります。
認定講師による資格取得コースは、全国の「TALK認定講師」に直接指導を受け、既定の10単位を習得することによって試験が免除されます。
オンライン資格取得コースの場合の受験料は、会員が22,000円、非会員が27,500円となっています(いずれも税込みの価格)。
この他に認定登録料として11,000円、「食空間コーディネーター3級テキスト」が2,619円です。

2級資格テストは、筆記試験だけではなくて実技審査が加わり、より専門性の高いものになります。
2級資格テストを受けるためには、3級資格テストに合格している必要があります。

1級資格テストは、原則として隔年に実施されています。
1級のテストを受けるためには、2級の資格を取得していて、しかも協会賛助会員以上であることと、筆記試験合格後にブラッシュアップセミナーを2講座以上受講していることが条件となります。

食空間コーディネーターには、1級の上に、さらに「認定講師」という資格があります。
認定講師資格取得後は、協会の中心となる指導者として活躍することができます。