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農作物品種改良研究者

農作物の改良

農作物品種改良研究者の仕事内容

私たちが毎日口にする作物の多くは、長年にわたる品種改良を経たものです。
逆に言えば、品種改良されていない米や麦は数えるほどといっても過言ではありません。
植物の品種改良というのは、収穫量や耐病性を増やしたり、味を向上させるために行われるものですが、この操作を行うためにはもちろん特別な知識とスキルが必要です。

農作物品種改良研究者の魅力

農作物の品種改良というのは、根気強さが要求される仕事です。
目的に合わせて素材を選び出し、交配してテストを重ねますが、思うような結果が得られない時は何度も試行錯誤を繰り返します。
一般に、新しい品種が生み出されるまでには少なく見積もっても5年以上の歳月がかかると言われています。

ですから、農作物品種改良研究者になりたい人は粘り強く、地道な努力を怠らないタイプが向いています。
何年もテストを繰り返した挙げ句に望み通りの新しい品種を生み出した時の喜びというのは、他の仕事にはない充実感があります。
もともと研究肌の人には最適の職業と言っていいでしょう。

農作物品種改良研究者になるために必要な資格やスキル

農作物品種改良研究者になるために必ず持っていなければならない資格というのはないのですが、ほとんどの農作物品種改良研究者は大学でバイオテクノロジーを研究しています。
その後、大学の農学部系の機関で研究を続けるか、あるいは公務員試験に合格して都道府県の配置している農業試験場に勤めて品種改良の研究を行う方法があります。

バイオ技術の知識をどのぐらい身につけているかを確認できる「バイオ技術者認定試験」というものもありますので、受験してみるのも一つの案です。
バイオ技術者認定試験というのはJABE(日本バイオ技術教育学会ーJapan Association of Biotechnology Education)が実施しているもので、試験は初級・中級・上級の3つに分かれています。

バイオ技術者認定試験は1994年に始まって以来、バイオ技術関連への就職を考えている人はもちろん、キャリアアップにも活用されています。
級によって受験できる資格は異なりますが、詳細はJABEのホームページで確認することができます。

上級は大学でバイオ技術関連の過程を3年次まで修了した人、あるいは修了予定の人に受験資格があります。
上級のテストでは高度な専門知識が問われるため、合格率は50%とかなりの難関です。受験料の方は初級が1,500円、中級が7,000円、上級が9,000円となっています。

これ以外にも、農業試験場に勤めて生産者に技術指導を行う場合に必要となる普及指導員の資格などもあります。
普及指導員資格試験を受けるためには、最低でも2年間の実務経験が必要です。