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シフト管理「紙で管理する」が50%超。飲食店のシフト管理事情

シフト調整

みんなどうしてる?シフト管理

飲食店経営で欠かせないのが従業員のシフト管理ですが、シフトを組む作業は意外に手間がかかり、効率的なシフトづくりに手を焼いている人も多いのではないでしょうか。
業務をスムーズに進めるためにも、適切なシフト管理は大切です。

そこで飲食店.COMが飲食店のシフト管理事情に関するアンケート調査を実施しました。

(参考記事)
シフト管理「紙で管理する」が50%超。 | Foodist Media[フーディスト・メディア]食のWebマガジン

シフト管理に手を焼いている経営者や店長さんの、参考になるデータが公開されています。

飲食店のシフト管理の実態

まず、どのようなツールを使ってシフト管理が行われているのでしょうか。
アンケート調査では最も多かったのが紙を使っているという答えで、過半数の50.5%を示しました。
次にExcelなどのOfficeツール43%、クラウド型やインターネットを活用した管理ツールが6.5%という結果でした。

ただ、これはあくまでデータであり、数字が大きいものほど使いやすいとされている訳ではありません。
例えばスタッフが5名以下といった小規模店舗では、紙を使ったシフト管理のほうが効率がいいでしょう。
逆に従業員が10人以上の店舗ではExcelなどのツールを使い、さらに何十人もの従業員が働く大型店舗ではクラウドサービスなどを使った管理ツールが効率的といえるのではないでしょうか。

実際にアンケート調査の結果をみても、11名以上のスタッフがいる店舗では紙が30%ですが、Excelなどのパソコンソフトを使っている割合は61%となっています。

では、シフト作成にはどのくらいの時間をかけているのでしょうか。
最も多かったのが30分~1時間で、37.5%。次いで30分以内の29.0%でした。

シフト作成の時間は1時間以内というお店が、66.5%と半数以上を占めていることがわかります。
その一方で3時間以上かけている店舗が9%あり、このうちのおよそ7割が、11名以上の大型店舗です。

シフト管理の悩みは?

人手不足や突然の休みなど、シフト管理では何かと悩みも多いものです。

シフト管理をする際に悩んでいることを訪ねたところ、スタッフの希望と店側の希望の調整や、テスト期間は学生のアルバイトが一斉に休んでしまうといった悩みが目立ちました。

特にスタッフの出勤希望日が偏っていることに悩んでいる店舗が多く、大型連休や祝日に休みを希望するスタッフが多いため、シフトが埋まらないと頭を抱えている経営者が大勢いることが分かっています。

このような偏りを少しでもなくすためには、人材の偏りをなくすことが大切です。
学生アルバイトだけに頼らず、フリーターのようにテスト期間でも働ける人材を確保する間など、シフトが満遍なく埋まるように採用するといった工夫をしてみましょう。