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『NOZY COFFEE』能城政隆氏が語る「カフェ業界の未来」

カフェ

NOZY COFFEEとは?

NOZY COFFEE(ノージーコーヒー)というカフェをご存知でしょうか。
1987年生まれの若手オーナーである能城政隆さんが、エチオピアで体験したシングルオリジンコーヒーと呼ばれる文化に触発され、コーヒー文化を豊かにすることを目標に展開しているカフェです。

シングルオリジンコーヒーとは、珈琲豆の持ち味や特徴を最大限に引き出して楽しむ文化のことをいいます。
大量生産されたコーヒー豆ではなく、上質な豆にこだわったおいしい珈琲を追求する、という考え方を元に経営されているカフェです。

2010年に1号店となる三宿店を、東京都世田谷区に出店しました。
2013年には原宿に、2店舗目の「THE ROASTERY BY NOZY COFFEE」を、2014年には木更津のイオンモール内に木更津店を出店しています。

コーヒー文化の発展が、カフェ業界の発展につながる

能城政隆さんはコーヒー文化の発展が、カフェ業界の発展には欠かせない重要な要素と考えています。
また、苦い、眠気覚ましといったこれまでのイメージを覆したいとも考えているという事です。

能城さんは珈琲に興味をいだき、コーヒーの問題点は何かを考え、その問題をどのように解決するかを探求しました。
そのときに、コーヒー豆の発祥地であるエチオピアを訪れ、エチオピアでコーヒー豆を生産している人たちの、とても貧しい暮らしを目の当たりにしたのです。

しかし経済的な貧しさ以上に、精神的な豊かさに感銘を受けたと語っています。

エチオピアの人たちは、自分の国の珈琲に誇りを持っており、エチオピアのコーヒーはおいしいと確信していました。
そのことに強い感銘を受けた能城さんは、帰国後、これまで主流だったブレンドコーヒーの文化ではなく、オリジナルのシングルコーヒーの文化を生み出したいと考えるようになったのです。

シングルコーヒーとは、どの国のどの地域で、どのような方法で生産されたのかがはっかりとわかっている豆を、1種類だけ使ったコーヒーを指します。
これまではさまざまな豆を配合して作られていたコーヒーから、コーヒー豆の個性に着目することで、さらに豊かなコーヒーの世界が楽しめるはずだと確信したのです。

以来、シングルコーヒーの文化を広めていくことに注力している能城氏は、シングルコーヒー文化が広まることで、コーヒーの選択肢が広がると語ります。
以前はブレンドを注文するのが当たり前でしたが、今ではどこのコーヒー豆が美味しいのかを基準に、さまざまな選択ができるようになりました。
また、コーヒーの味はバリスタの技術に左右されますから、優秀な人材育成にも貢献します。
オフィス内にコーヒーが飲めるコーナーを設けるといった営業も行っており、オフィスで働く社員の福利厚生にも寄与しています。

コーヒー豆にこだわることから、カフェの未来像はさまざま可能性があるというのが能城氏の考えです。
現在はコンビニエンスストアでも、手軽にブレンドコーヒーが飲める時代になりました。

今後は大量生産されたブレンドコーヒーと、選りすぐりのシングルコーヒーという二極化が進んでいくと予想されます。
カフェの魅力を向上させるためには、どのようなコーヒーが求められるのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。