楽しくてためになるグルメ漫画
グルメ漫画は人気が高く、漫画の一ジャンルとして定着しています。
普通の女の子が料理を楽しむのから、中年男性が食べ歩きするもの、料理人が腕を振るうもの、ファンタジー世界が舞台のものなど、さまざまな漫画が発表され、人気を博しています。
飲食業界で働く人が登場する漫画も多く、楽しみながら飲食業界についての知識が身に付くので愛読しているという方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方にオススメの、楽しみながらタメになるグルメ漫画をピックアップしました。
おせん
きくち正太氏による、和食グルメ漫画です。
東京の老舗料亭・一升庵を舞台に、お酒が大好きな若女将おせんを主人公に繰り広げられる、人情物語。
今ではすっかりおなじみとなった塩麹も、おせんシリーズが紹介したもの。
まっとうに働くとはどういうことかを考えさせてくれる漫画ですが、同時に日本の文化の奥深さ、人情の温かさも感じられる、エンターテイメント性の高い作品となっています。
料理好き、お酒好きは必見です。
バンビ~ノ!
せきやてつじ作、ビッグコミックスピリッツに連載された漫画です。
福岡のイタリアンレストランでバイトをしていた、大学生の伴省吾が、東京の老舗トラットリアへ修業に出かけるところからストーリーは始まります。
省吾が訪れたトラットリアは、大勢の料理人がポジションを競う戦場でした。
そのお店で、坊や(バンビーノ)扱いをされて挫折しそうになる省吾が、一流の料理人を目指してがんばる姿が描かれています。
イタリア料理の調理法や技術がていねいに描かれており、優雅なレストランの裏側で繰り広げられる戦場の様子がひしひしと伝わってくる、熱い作品です。
バーテンダー
バーの経営やバーテンダーになりたい人におすすめの城アラキ原作・長友健篩作画の漫画です。
お酒に関する知識はもちろんのこと、バーに訪れる客が何を求めているのかについても学べる作品です。
1話ごとに1つのカクテルやお酒が取り上げられており、楽しみながらカクテルについて学べます。
信長のシェフ
西村ミツル原作、梶川卓郎作画の人気漫画です。
現代人の料理人が、戦国時代にタイムスリップし、信長のシェフとなって活躍するストーリー。
現代では当たり前に使っている食材や調味料も、戦国時代にはないものばかり――。
このような限定された状況下、しかも戦争の真っ只中で、信長に絶賛される料理を考案していきます。
メニュー作りのすぐれた独創性が、この漫画の大きな魅力といえるでしょう。
限られた環境のなかで、いかに自分の力を出していくのかを学べるおすすめの漫画です。
食戟のソーマ
附田祐斗・原作、佐伯俊・作画。
こちらもアニメ作品化された人気漫画なので、おなじみの方も多いのではないでしょうか。
下町の定食屋の息子として育った幸平創真が、超名門として知られる料理学校・遠月学園を舞台に、料理バトルを通して成長していく姿が描かれています。
メニューの考案、同級生たちとの切磋琢磨など、みどころたっぷりです。