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屋台料理人

屋台料理人の仕事内容

屋台というと、昔ながらの手で引いて移動する屋台を想像する人も多いと思います。
会社の帰りに、おでんや焼き鳥を屋台で食べた楽しい思い出のある人もたくさんいるのではないでしょうか。
最近の屋台はキッチンカーになっており、公園やオフィス街などでお店をオープンしています。

屋台料理人の仕事は、家で仕込みをしてから出店場所に移動し、開店してお客様に対応し、営業時間が終わったら片付けをして翌日の買出しを済ませ、仕込みをするという流れになっています。
屋台では従業員がいることはほとんどないので、接客や調理・片付けなどを全て自分一人でしなければなりません。
自分のアイディアをそのまま実現できるため、魅力のある仕事ではありますが、問題点に直面した時も自分で解決しなければならないというハードな一面があります。

必要な資格やスキル

屋台料理人になるためには、料理のスキルを磨くことももちろんですし、車の運転も出来なければなりません。
キッチンカーは普通免許で運転できるタイプの車種もありますので、購入する前によく調べておくといいでしょう。

道路交通法は何度か改正されており、2007年には中型車、2017年には準中型車の運転区分が追加されています。
このため、2007年6月1日までに運転免許を取得したのであれば、車両総重量8トン未までの車両を運転することができました。
2007年6月2日から2017年3月11日までに普通運転免許を取得した人に関しては、車両総重量が5トン未満の車両、2017年3月12日以降に免許を取得したのであれば車両総重量3.5トン未満の車両しか運転できなくなってしまいました。

キッチンカーではなくて牽引するタイプのトレーラーの中には、牽引免許が不要なものもありますので、こういったタイプのトレーラーを使って屋台を開業するのもいいかもしれません。
普通免許だけで運転できるのは、トレーラーと牽引車の全長が12m未満で、しかもを車両総重量(トレーラーの重量+最大積載量)が750kg未満であるものに限られています。

車内に調理機材を取り付ける場合には、「構造変更申請」を提出するのを忘れないようにしましょう。
「8ナンバー」を取得しておけば、厨房などの設備を社内に設置したままで車検を受けることができるので便利です。

屋台料理人は、必ずしも調理師免許を取得している必要はありません。
しかし、食品衛生責任者の資格だけは必須ですので、早めに取得しておくといいでしょう。

食品衛生責任者の資格を得るためには、筆記試験はなく、6時間の講習を受けるだけです。
講習会の実施日時は場所によってまちまちですので、最寄りの保健所で問い合わせておきましょう。
なお、栄養士や調理師の資格がある人は、講習を受けなくても食品衛生責任者の資格が得られます。