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すし職人

すし職人の仕事内容

日本の代表的な食品の一つであるすしは、日本国内だけではなくて、アメリカやヨーロッパなどでも人気があります。
海外のメジャーなスーパーマーケットでは、すしが売られていることも珍しくありません。
すしを作るためには、独特な技術を要するだけではなくて、すしにふさわしい新鮮な魚介類を見分ける目も必要となってきます。

すし職人の仕事としては、まずすしに適している魚介類を仕入れし、シャリを作って注文に応じるのが一連の流れです。
すし職人というのはなりたいからといってすぐになれる職業ではなく、初めは見習いとして入り、仕入れの手伝いをしたり、皿洗いをしたりすることになります。

すし職人の魅力

すし職人の魅力というのは、厨房に閉じこもって料理をするだけではなく、お客様とのコミュニケーションをしながらすしを握ることにあります。
最近では寿司ロボットなども活躍するようになりましたが、すしの醍醐味は、客がすし職人と会話をして、極上のひとときを過ごすことにあります。
すしは海外で人気があり、日本文化の一環として高く評価されていますので、海外ですし職人として働けば、羨望の目で見られるというメリットもあります。

すし職人になるために必要な資格やスキル

すし職人として働くために必要な国家資格などは、特にありません。
すし作りの技術を学ぶためには、昔は弟子入りする方法が一般的でした。
見習いとしてすし屋に入り、基礎から学ぶのがすし職人になるための一番の早道でした。
最近では、専門学校ですし職人になるための勉強をすることもできますので、興味のある人は学校のカタログを取り寄せてみることをおすすめします。

専門学校の中でも、多数のすし職人を輩出している「東京すしアカデミー」は新宿と築地に校舎があり、実際に店舗経営を経験したプロの講師もたくさん在籍しています。
コースは「寿司職人養成コース(6ヶ月)」や「集中コース(2ヶ月)」「週末特訓コース(週1)」「江戸前基礎コース(週1・全12回)」など多彩ですので、働きながら学ぶことも可能です。
学費は、最大60回までの分割払いが可能です。

なお、すし職人のスキルとは直接関係がありませんが、国家資格の「調理師免許」や「食品衛生責任者」などを取得しておけば、就職の際にはかなり便利です。
調理師免許を取得するためには、調理師専門学校や養成施設で学ぶ方法と、飲食店で2年以上実務に就き、経験を積んでから各都道府県の実施している調理師試験を受ける方法の2種類があります。
調理師免許の資格を取得しておけば、就職の際に有利なだけではなくて、資格手当が付いたり、待遇が良くなったりすることもあります。
食品衛生責任者の資格を取るためには、養成講習会に参加して修了証書を授与される必要があります。