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O2Oマーケティング成功例

O2Oマーケティング

ネットとリアルをつなぐO2Oマーケティング

飲食店経営にとって、集客を増やすマーケティング戦略は非常に重要です。
そして、集客を増やすためには見込み客を取り込むことが基本となります。
IT環境が進化に伴い、見込み客の有効な取り込みも、インターネットの活用が欠かせなくなりました。
そしてインターネットを活用した、見込み客の取り込み戦略として注目されているのが、O2Oマーケティングです。

O2Oマーケティングはオーツゥーオーマーケティングと読み、O2OとはOnline to Offlineを意味しています。
つまりオンラインのインターネットからオフラインである店舗への誘導、逆に店舗からインターネットへの誘導によって、ユーザーの購買意欲を高めるマーケティングが、O2Oマーケティングなのです。

もっとも典型的なのが、スマートフォンでインターネットの画面を見せるだけで10%オフになるなどのクーポンサービスです。
インターネットと連動させることで、見込み客となるユーザーを効率的に呼び寄せることができるのが、最大のメリットです。

成功事例をご紹介

O2Oマーケティングの成功事例としてよく知られているのが、ガストのクーポンアプリです。
ファミリーレストランのガストが、ガストアプリというスマートフォンアプリを2014年にリリースしました。
このクーポンアプリでお得なクーポン券の配信をはじめ、来店するごとにポイントが溜まるシステム、GPSによる近くにあるガスト店舗検索やメニューの紹介など、さまざまなサービスを提供しているのです。
このアプリはリリースが1ヶ月半で100万ダウンロードを達成、約7か月後には300万ダウンロードを達成するほどの好評を博しました。
アプリからクーポンを利用するユーザーが多く、見込み客を店舗へと誘導するのに成功しています。

このほかにも、TwitterなどのSNSと連動させたO2Oマーケティングも注目されています。
特に有名なのがポイントサービスのPontaがTwitterと提携して行った、#Ponta(ハッシュドポンタサービスです。
これはTwitterで、キャンペーンごとに#を付けてつぶやくと、Pontaのポイントが貯まるサービスです。
このサービスに日本ケンタッキー・フライドチキンが参加し、Twitterで#ケンタで大豪遊!」を付けてつぶやくと、抽選でお店の全てのメニューが食べ放題となるキャンペーンを展開。
多くの新規顧客が来店しました。

O2Oマーケティングでは、クーポン券の利用がよく見られますが、SNSやイベントとの連動など、工夫次第で独創的なマーケティング戦略が考えられそうです。
スマートフォン時代だからこそ効果的な、マーケティング手法だといえるでしょう。