チラシを配る目的を誤解していませんか?
チラシは、昔からある広告手法です。
ポピュラーかつ効果的であるから、安定した需要が続いているといえるでしょう。
しかしお店のなかには、チラシを配っても効果がないと、費用対効果が少ないと感じて、チラシの利用を辞めてしまったところも多いのではないでしょうか。
確かにチラシ配布にお金をかけても、思ったように集客できないケースは少なくありません。
むしろ、ほとんどが期待以下の集客率にとどまっているのではないでしょうか。
飲食店のチラシの場合、例えば1000枚のチラシを配って、お店に来てくれるお客様の数は3~5人程度といわれています。
もともと、チラシの効果は低いのです。
では経営者は、どのような目的でチラシを配ればよいのでしょうか。
チラシの目的は、名前を広めることにあります。
ですから1度のチラシで、大きく集客しようと考えるのではなく、何度もチラシを配ってお店の知名度を上げ、チラシで見たお店だ!とお客様に認識してもらうことが、非常に重要なのです。
このように認知度をあげることで、
あ、知ってる名前のお店だ、入ってみよう!
と思ってもらうことができ、その結果として売上が上がるのです。
チラシで一挙に集客をあげるのではなく、ジワジワと上げていくというイメージをもつことが大切です。
効果的なチラシとは?
チラシを配ったけれど効果を感じられないという場合は、チラシの内容を見直してみましょう。
飲食店など店舗では、リピーターの獲得が大切であることはいうまでもありません。
一度来てくれたお客様に、もう一度足を運んでもらうためのチラシを考えてみましょう。
そのためには、お店を訪れたお客様が満足をするサービスを追求していく必要がありますが、チラシにもお店のコンセプトや魅力、こだわりなどを文章や写真でしっかりとアピールする必要があります。
ターゲットと想定するお客様の心に突き刺さる、印象的なコピーを考えることも大切です。
お店のこだわりが伝わるコピー、お客様の外食に関する悩みを解決するコピーなど、魅力的なキャッチコピーを考えてみましょう。
また、お客様の喜びの声を記載するのも、客観的な評価を伝えるという点で効果があります。
そして、お店の場所、地図、住所、電話番号などアクセスに関する情報、営業時間と定休日という、基本情報を忘れずに!
おいしそう! 楽しそう!という食べる喜びを伝え、行きたい!と思ってもらえるチラシとはどのようなものなのかを、じっくりと考えみましょう。
チラシの印刷はお金がかかる……という悩みもあるでしょう。
しかし、効果なチラシを作る必要はありません。
手書きのチラシでも、お店の魅力が伝われば、最後まで読んでもらえますから、認知度が上がります。
低予算で作れば、一度のチラシで終わらせるではなく、定期的に配布して長期的な効果へとつなげられるのではないでしょうか。