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お客さんに悪い印象をもたれてしまう行動とは

悪い印象

料理などの提供が遅い

お客さんが飲食店で悪い印象を抱く代表行為の一つが、「料理・ドリンクの提供が遅い」というものです。
どの時間でもあまり良い印象は持たれにくいこの行動ですが、特に悪い印象を抱かせてしまうのが平日のランチ帯です。
というのも、平日のランチ帯に外食をしている人のほとんどは近隣の会社で働いている会社員で、お昼休みの時間が決まっている人たちだからです。

柔軟な会社ならまだしも、多くの会社は昼休みを超過して外食から戻ってきた社員に良い心象は抱きません。
そのため、ほとんどの人が「決められた時間内で食事を済ませよう」と考え飲食店を訪れます。
そんな中で料理や注文したドリンクの提供が遅かったら、気持ちも焦ってしまいますしせっかくの外食での食事も急いで食べなければならなくなります。

ランチ帯に混んでしまい提供が遅くなる可能性が出てきたら、一声でもいいのでお客さんに「提供が遅くなってしまうかもしれない」と伝えましょう。
時間に余裕があるお客さんなら待ってくれますし、その場ではお店を出たお客さんでも、後日早めの時間にリベンジしてくれるかもしれません。
その場のお客さんを逃がさないようにするのではなく、長い目で見て、リピートしてもらえるような接客を目指しましょう。

店員同士の会話

もう一つ「印象が悪くなる」と言われる行動が店員同士の不必要な会話です。
もちろん、情報共有など業務に必要な会話なら気にするお客さんは少ないでしょう。
ただ、お客さんが店内にいるのに業務とは関係ない会話を続けていると、お客さんは追加オーダーなどを頼みづらいものですし、その声を煩わしく感じることもあります。
特に厨房内で会話を続けているのを見てしまうと、「ツバが料理に飛んじゃうんじゃないか」と心配する人も珍しくありません。

さらに普通の会話ならまだしも、店長が店員を怒っている声などが聞こえてしまうと、お客さんも楽しく食事ができなくなってしまいます。
お店の構造上キッチンの様子が客席からも見えてしまうお店であれば、ホールだけでなくキッチンのスタッフも会話には注意するようにしましょう。

感じの悪い接客は論外

スタッフ同士の会話など間接的にお客さんからの印象を落とすのではなく、直接お客さんに態度の悪い接客をするのはまさに論外と言える行動です。
例えばお水の入ったグラスやおしぼりなどを雑に置く、お客さんからの質問に適当な相槌で返すなどは、悪い印象へと一直線です。

また、本人にその気はなくても意外と印象を悪くしてしまうのは「はい」と相槌だけを打つ行為です。
スタッフ本人からしたら過剰に感じるかもしれませんが、シーンに合わせ二言目には「ありがとうございます」「申し訳ございません」と付け加えるようにしましょう。
これがあるかないかでお客さんからの印象は変わりますので、ぜひ意識してみてください。