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お店の雰囲気を良くするには

お店の雰囲気

スタッフ間の信頼が雰囲気をよくする

食事するためだけに1回入った限りのお店だとなかなか気づきませんが、数回足を運び常連になっていけばそのお店がどんな雰囲気なのか分かってくるものです。
そのとき、スタッフ間が険悪であったり信頼感がなければ、それがそのままお店の雰囲気としてお客さんに伝わってしまいます。
そうすると、せっかく常連になってくれたお客さんも足を向けなくなってしまうものです。
逆にスタッフ間での信頼が通じてきてスタッフ間で和気あいあいとした空気が作れていれば、自然とお店の雰囲気は良くなってくるものです。

そのようにお店の雰囲気を良くするためには、まずスタッフ間で信頼関係を築く必要があります。
かと言って、年齢差が大きかったり性別が違えばどのようにコミュニケーションを取ればいいのか悩ましく感じる人も少なくありません。
特に年上の男性が社員を務めている場合、本人にその気はなくても威圧感を持ってしまいアルバイトは委縮してしまうのが一般的です。
その威圧感や忌避感を取り払い信頼を得るためには、まず「店内のルール」を見直しましょう。

このルールは、原則として労務管理に関連したものに基づき作成しましょう。
例えば「連絡のない遅刻は厳禁」と言った、男女問わずスタッフなら最低限守らないといけないものです。
そのほか、「挨拶をされたらきちんと返す」と言うような、簡単に守れるものでかまいません。

重要なのは、このルールをアルバイトだけでなく社員もきちんと守るという点にあります。
また店長など人事に関する裁量を持っている人が、これらのルールを守れなかった人を平等に注意するというのが重要です。

そうすれば、社員とアルバイトは立場に関わらずお店から平等に扱われていることを知ることができます。
お店に対しそのような信頼をおけるようになれば、自然とスタッフ同士で信頼感が生まれるものです。

店長がスタッフの規範になるように

店長はスタッフのシフトを作ったり仕入れを行ったり、業務のみを行っていればいいわけではありません。
アルバイトなどから見れば人事権を握っている存在になりますので、仏頂面で仕事だけをしていたらそれだけでスタッフたちは緊張してしまうものなのです。
そんな緊張をせず、スタッフたちにはお客さんにこんな接客をしてほしいという理想の接客像があるのであれば、まず自身がスタッフにそのような態度で接するようにしましょう。
そう考えてみると、常に笑顔でいることは難しいとしても、固い表情で話しかけられるのを避けているのはNGだと分かります。

そのほかにも、業務の面以外で特定のスタッフを褒めたりシフトを特別優遇するというのは、特定のお客さんにばかりサービスをするのと変わりません。
このような不遇を生み出すスタッフへの接客は避け、自身がスタッフの規範となれるよう店長の立場にある人は常に行動を意識するようにしましょう。