客船の中で料理を振舞う船舶料理士は、誰でも出来るのではないかと思っている人もいるかもしれません。
ですが実はかなり厳しい物で、実は国家資格でもあるのです。
つまり、客船で料理を振舞いたいと思ったら誰もが出来る事ではなく、国家試験に合格しなければならないのです。

近海区域乃至遠洋区域を航行区域とする総トン数が1000トン以上である船舶や第三種従業制限のある総トン数が指定された数量以上の漁船における調理業務。
こおれは船舶料理士が行わなければならないと定められていますので、誰もが行えるようなものではないのです。

国家資格です

つまり、船舶料理士になりたいのであれば国家試験に合格しなければならないのですが、では船舶料理士の受験資格はどのようなものになっているのかというと、20歳以上で乗船経験1年以上の調理業務経験者になります。
そのためいきなり船舶料理士として働くのではなくある程度のキャリアが必要になってくるのです。

また、海員学校の司厨や事務科卒業者で乗船歴が2年以上の者や船舶調理師養成学校で学科終了し、乗船歴が2年以上ある人間や調理師や栄養士としての資格を持っている人間であれば認定によって取得する事も出来るのですが、この事からもわかるように、誰もがいきなりその場で働く事が出来るものではないのです。
しかも年に一度の国家試験となっていますので船舶料理士の資格を取得する事が出来るチャンスは一年の間で一度しかない事になるのです。
難易度よりも日程面の方が大きな問題になってくるのです。

試験科目に関しては衛生法規、栄養学、食品学、食品衛生学、公衆衛生学、調理理論、食文化概論を筆記で、日本料理、西洋料理、中華料理は実技で行う事になります。
とても大変な資格のように思われるかもしれませんが、国家資格になりますのでいわば独占稼業です。

働き手は多い

船舶料理士の資格がなければ先の条件の船で調理師として働く事が出来ないのですから、大きな船を航行させたい業者からすれば、船舶料理士を確保しなければならないのですから働き手は多々あります。
船の世界も様々で、豪華客船でのツアーは実はかなりあります。
世界だけではなく、日本でも実は様々な客船ツアーがあります。

それらのツアーをと思った時、船舶料理士がいなければ料理を提供する事が出来なくなってしまうのですから如何に船舶料理士の存在が大きなものなのかが分かるのではないでしょうか。
名前の響きだけですと、船で料理を作るだけだから誰もが簡単になれるというか、働いたら自ずと船舶料理士と呼ばれるのではないかとイメージする人がいても不思議ではないのですが、実際には国家試験に合格して国家資格を取得している人間だけが船舶料理士と名乗る事が出来るのです。