ティーインストラクターの仕事内容
ティーインストラクターとは、紅茶の魅力をより多くの人に知ってもらうための活動をする仕事です。
日本でもなじみのある紅茶ですが、世界に目を向けてみると、まだまだ日本ではあまり知られていない紅茶の種類や楽しみ方があるものです。
そこで、紅茶のプロとして、さまざまなシーンで紅茶の楽しみ方や紅茶そのものについての知識を共有するわけです。
具体的には、飲食店や食品小売り・卸売り業者への教育や情報提供をしたり、各種イベントでの情報発信などをしたりします。
こうした活動に加えて、飲食店や小売店などで新しい紅茶の紹介をして販売につなげたり、メニュー開発に携わったりすることもあります。
一口に紅茶と言っても、たくさんの種類があって、味の特性や向いている淹れ方や食べ物との組み合わせがあります。
そこで、プロとしての専門知識を活用してアドバイザーとして働くわけです。
ティーインストラクターは、紅茶を提供する飲食店や紅茶そのものを販売する店舗、総合食品会社などで勤務しているケースが多いです。
また、中には海外での紅茶の買い付けや調査などをするバイヤーとして働く人もいます。
それ以外だと、個人としてアフターヌーンティーのやり方などを教室で教えるといった仕事をしている人もいます。
ティーインストラクターとして働く魅力
ティーインストラクターとして働いている人は皆、紅茶が大好きで勉強して仕事を始めています。
そのため、自分のやりたいこと、興味のあることを仕事にできるというのは楽しいものです。
より多くの人に紅茶の魅力を知ってもらって、日本の中でも普及、浸透していくのに貢献できるのはやりがいを感じられる仕事となります。
紅茶をお店のメニューに取り入れたり、紅茶を新商品として販売し始めたりできるよう飲食店や小売店にアドバイスをすることで、営業のサポートができるのも達成感をもたらします。
ティーインストラクターになるための必要な資格やスキルはある?
ティーインストラクターという仕事自体は、特になにかの資格が求められるわけではありません。
ただ、日本紅茶協会が行っている「ティーインストラクター養成研修」コースを受けると、ティーインストラクターという資格認定をもらうことができます。
この資格を持っていることで、専門的な知識を有しているということを証明できますので、就職するにしてもなんらかの仕事を自分で行うにしても信頼を得やすくなります。
この養成研修を受けることで独学では得られないような奥の深い紅茶についての知識を得られますし、会員同士での交流から最新情報をもらえるというのもメリットです。
こうした資格を取ってみるのも、活躍の場を広げるのに役立つでしょう。