アクアソムリエに必要な資格
アクアソムリエとは、一般社団法人アクアミネラーレ協会が認定している「アクアソムリエ」と「アクアソムリエマイスター」の2つの資格の総称のことです。
ミネラルウォーターの価値や科学的根拠を持つ正しい情報を提供できる知識を身につけたことを示す資格で、それらの知識を活かし業務をこなすのがアクアソムリエという仕事です。
これらの資格を取得するには、アクアミネラーレ協会が行う講義コースに参加し認定試験で合格する必要があります。
まず「アクアナビゲーターコース」についてですが、これは水に関する基礎知識と水についてそれぞれの専門分野を学ぶことができるコースです。
コースを修了すればアクアナビゲーターという資格を取得することができ、アクアソムリエコースの講義を割引価格で受けることが可能になります。
次に「アクアソムリエコース」ですが、このコースでは水道水とミネラルウォーターの違いなどを実際にテイスティングしながら2日間かけて学びます。
その後に行われる認定試験で合格ができたら、アクアソムリエの資格を取得することができます。
そして、アクアソムリエの資格が取得できたら「アクアソムリエマイスターコース」が受講できるようになります。
浄水器や市場、料理、健康との関係など、幅広くより深い知識を身につけるためのコースで、10回分の授業を行うカリキュラムが組まれます。
こちらのコースでも、修了後に認定試験が行われます。
合格できたら、晴れてアクアソムリエマイスターの資格を授与することができます。
アクアソムリエだからできる仕事
アクアソムリエの資格を取得することができれば、様々な仕事を行えるようになります。
代表的な業務はミネラルウォーターのテイスティングで、飲料水の研究や開発を行う企業と一緒に仕事を行います。
それ以外にも、レストランなどの飲食店で使用される飲料水について、アドバイザーとして仕事を受注することもあります。
各地で行われる水にまつわるセミナーなどに講師として参加するアクアソムリエも少なくありません。
水と健康、水と生活など、様々なテーマで講義を行うため、アクアソムリエ講師として参加する場合でも勉強は欠かせません。
その他にも様々な業務がありますが、共通して言えるのは「アクアソムリエの資格を取得したから〇〇の職に就ける」というわけではない点です。
レストランなどの飲食店、ミネラルウォーターの開発・販売など、様々なシーンで「より深く仕事をする」ために取得する資格と言う一面を持っているのがアクアソムリエです。
ミネラルウォーターや、健康・美容、飲料水など、自身の深めたい分野に水が欠かせないと感じられた時に目指したい資格・職業と言えるでしょう。