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飲食のプロを目指す方必見な映画まとめ

映画

一流の料理人の技と哲学を学ぼう

飲食業界で一流を目指すためには、独自の哲学とプロ意識を持たなければいけません。
そのためには、第一線で活躍する一流の人たちから学ぶのが、一番有効な方法といえるでしょう。

ただ、一流の料理人の弟子になるのは、現実にはとても難しいことですね。
しかし実際に一流の人の弟子にならなくても、映画を通して一流プロの仕事ぶりを学ぶことができます。

今回は飲食業界で働く人にオススメの、食を舞台とした映画をピックアップします。

二郎は鮨の夢を見る

デヴィッド・ゲルブが監督し、2012年にアメリカで公開されました。
公開と同時に大絶賛された、異例のドキュメンタリー映画です。

東京・銀座の鮨店すきやばし次郎は、わずか10席ほどのお店ですが、ミシュランガイド東京で最高評価の三つ星を5年連続獲得している有名店です。
店主の小野二郎氏は、公開当時87歳。
鮨職人としてのこだわりと技は、世界の一流シェフも絶賛する素晴らしい鮨職人です。

映画では小野二郎氏の誠実に仕事に向き合う生き方、弟子でもある二人の息子との交流と葛藤などをじっくりと映し出しています。
世界的な名店を舞台に、一流職人のプライドと情熱が心に迫ってくる名編です。

フレンチの王様 ジョージ・ペリエ

2015年公開の、アメリカのドキュンタリー映画です。
ジョージ・ペリエ、アメリカ・フィラデルフィアのフランス料理店の老舗です。
長年、地元の人たちから愛されてきた有名店ですが、時代の流れによって客の好みも変わり、求められる味も異なってきます。
クラシカルなフレンチにこだわるペリエ氏が、時代の流れにどのように立ち向かっていくのかに迫った映画は、料理人としての生きる姿勢を学ぶための必見の一編といえます。

バベットの晩餐会

1987年公開の、アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞したデンマークの映画です。

プロテスタントの厳格な教義にのっとって質素に暮らすデンマークの漁村に、主人公である一人の女性がフランスからやってくるところから、ストーリーが始まります。
質素な暮らしの中で、主人公はある日、宝くじを当てます。
宝くじで得たお金で、主人公がしたことは……。

終盤で繰り広げられる圧倒的な料理のシーンは目が離せません。

素晴らしい料理によって、贅沢を嫌い質素に暮らしていた人たちの表情が生き生きと変わっていく様子など、料理がもつ可能性に改めて気づかされるヒューマンドラマです。

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン

スペインの有名レストランであるあるエル・ブリの厨房の様子が目のあたりにできるドキュメンタリー映画です。

天才シェフのフェラン・アドリアが提唱する分子ガストロノミーは、これまでの常識を覆す、科学的根拠に基づいた革命的な調理法として世界をあっと驚かせました。

エル・ブリの座席は45席。
しかし、世界中から年に200万件もの予約が殺到し、世界で最も予約が取れないレストランとして知られています。

2011年に閉店が決まり、世界中をがっかりさせましたが、この映画は、閉店する直前のエル・ブリに密着したドキュメンタリー映画です。
食材選び、新メニューの開発、芸術のような調理作業、どのシーンも目が離せません。
料理界の常識を覆したカリスマシェフの姿は、あなたの仕事観に大きな影響を与えてくれるに違いありません。