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豆腐職人

豆腐

豆腐職人の仕事内容

豆腐職人というのは、豆腐だけではなく、大豆を原材料にして油揚げやがんもどき、厚揚げといった製品を作る人のことです。
豆腐職人の就職先は昔ながらの個人の豆腐店はもちろんのこと、豆腐工場での製造スタッフの求人案件も募集されています。

豆腐職人の仕事内容は、まず大豆を水に漬け込んでおき、翌日の早朝から豆腐を仕込み、その日のうちに売るというのが基本です。
売れなかった豆腐に関しては翌日に油揚げなどの揚げ物に加工しますが、個人商店では豆腐の製造だけではなくてお客様の対応も全て自分でしなくてはなりません。
ほとんどの豆腐屋では、毎朝5時くらいから豆腐作りの支度を始めます。

豆腐職人の魅力

豆腐というのは基本的に大豆とにがりだけで作られていますが、シンプルなだけに水の割合や大豆を漬け込む時間などにカンが必要になります。
豆腐屋に豆腐職人として就職した場合、一人前になるまでには約2年間の修業期間を必要とします。
この間にさまざまな経験をすることによって、初めて自分の豆腐屋を開けるようにもなるわけです。

豆腐職人になるために必要な資格やスキル

豆腐職人になるために特に必要な資格や学歴といったものはありませんが、大学や短大あるいは専門学校で食物学や調理学などについて学んでおけば実地で役に立ちます。
また、調理師や食品衛生責任者の資格を取得しておけば豆腐屋を開業する際に便利です。

飲食店や食品工場を開業する際には食品衛生責任者の資格が必要不可欠ですが、この資格は17歳以上であれば誰でも取得することができます。
食品衛生責任者になるためには、各都道府県にある食品衛生協会が主催している食品衛生責任者養成講習を受講します。

講習会の受講修了書がそのまま食品衛生責任者資格の証明書となりますので、これ以外に別に認定試験を受ける必要はありません。
講習会は月に何度か行われていますので、興味のある人は最寄りの都道府県に問い合わせてみましょう。
受講料は10,000円前後で受講期間は1日、内容は衛生法規2時間、公衆衛生学が1時間、そして食品衛生学3時間の計6時間となっています。

調理師の資格も持っていると何かと役に立ちますが、調理師は国家資格で、合格率は60%から65%ですから、合格するためにはかなり身を入れて勉強する必要があります。
調理師の認定試験を受けるためには各都道府県の指定する調理師学校卒業していること、あるいは飲食店などで2年以上の実務経験があることが条件となります。

試験の申請手続きは住民票のある市区町村を管轄する保健所で行います。
申請書は窓口で申請できる他、Webサイトからもダウンロードできるようになっています。